’11.08.29〜      さんべ 石見

海も山も、そして車旅も同じなんですね。一度出かけるとはずみがつくというか、手元に装備が揃ってしまうからいいのかな? 二度ほど夕食後に、夜10時までやっている塩江温泉の「行基の湯」で湯に浸かってから大滝山のキャンプ場駐車場で寝て、早朝4時ごろに起きて仕事に帰ったりしました。夏の夜の山間部泊はクセになりそう。
そして二週間目にはまた二泊の車旅。今度は中国地方です。

8月29日、やはり昼食後発です。今回は瀬戸大橋を通って山陽道の尾道まで。そこから北に北にと進んで、さんべ温泉、さんべ山、石見銀山方向へと向かいます。
高速道路が平日も上限2000円になるはずだったのが中止になりましたが仕方ないですね。土日祝日だけ割引というのは法の下の平等に反していたと思うのですがそれも公平になってしまったし・・




思いがけず、尾道から北に向かって無料化の高速が伸びていました(もうけたー)
三次市を通って午後5時ごろ「さんべ温泉」に着きました。国民宿舎の中の温泉なんですが露天風呂が何種類もあってすごい!





さんべ荘の駐車場にはトイレがないので山を一周してから、北の原キャンプ場近くで寝ることにしました。東の原もよかったのですがあまりにも広いところに一台だけというのも気が引けて。
写真は早朝に朝食のため東の原に向かう途中の温度計です。




夜明け前に朝食という習慣、これはどうにかすれば治るのかな? いつの間にか「アウトドアでは食事は暗いうちに済ませる」という習慣がついてしまっているんですね。車旅はアウトドアじゃないと思いこむことができればいいのかも。



東の原はリフトがある、とても広いところです。(スキー場だから)
ここで、ずーっと夜明けの光の色の移り変わりを見ていました。お日様は東から昇るからこっちにいないと・・・



東の原で夜明けを十分楽しんでから、また北の原に戻ってきました。ここが正統派の登山口です。
今回はステッキも持ってきたのでちょっと登ってみたのですが、まだふらつきがきつい(^^; 15分ほどで引き返しました。
昔は引き返す勇気さえ持ち合わせていなかったのになぁ・・・



幸い、北の原には自然観察路とかいうものがありました。まぁ、散歩なら50分コースを選んでも大丈夫でしょう。
草花の名前があちこちに表示されていました。


途中、埋没林とか見たかったのですがまだ時間が早すぎてダメ。そのままカーナビ任せで石見銀山までやってきました。
ここでは上り坂が長いので電動アシストの自転車を借りるといいですね。初めて乗ったけど、ウソみたいに軽い力で坂道を登ることができました。

観光のあとは日本海沿いに走って、「道の駅キララ多伎」で昼食は海鮮丼(これはお値段もいいけどおごちそう)
キララの下はきれいな海水浴場でした。透明度、高そうだったなぁ。


そのあと多伎のいちぢく温泉に浸かってから、国道にかかる二重ループ橋「おろちループ」の道の駅に寄ったりしながら、広島県民の森、比婆山の一番上の「池の段」まで。ここは珍しい植物が多くていいところなのですが、山頂近くのトイレのある駐車場には・・・???
車、一台だけ止めて寝るのはやっぱり怖いかな。 (今は「クマ注意」の看板は平気になりました)

比婆山から逃げ降りたのは国民休暇村の吾妻山。ここの草原の花もすごいです。でも、食事の予約をしていないので自炊しないと・・
と、思っていたらバケツをひっくり返したような豪雨になりました。軽キャンパーの中では火を使えるにしても大雨では排気用に窓を開けられない。
仕方なく、水割りを中心に、シリアルバーとかナッツ、ツナ缶にマヨネーズ、そんなもので飢えをしのぎました。わびしぃーっ!


でも、翌朝は雨がやんで、朝食はちゃんと作れました。コンビニが近ければ、おにぎりでもサンドでもすぐ間に合うんですけどね。


今回もまだまだスマートな車旅はできませんでした。無駄な荷物が多いし、足りないものもありました。雨のときドアを開けないと取れないものはないのと同じ。置き場などももっと考えないといけません。
だけど、すべて経験。いろんなパターンを経験しながら、いつかは北海道へ行かなきゃ。

桜前線を追いながら北へ登って、その足で紅葉前線と一緒に帰ってくるのもいいなぁ。