滋賀県と岐阜県の県境の山伊吹山は花の山、薬草の山として有名です。
伊吹山を検索したら、伊吹山ドライブウェイと伊吹山ネイチャーネットワークによく行き当たるかも。
濃尾平野から見える姿はひときわ目を引いて美しく、日本百名山の一つですから、もちろん登山道はありますが頂上直下までのドライブウェイでたくさんの人が訪れます。バスツアーも多いですね。
今回の放浪はドライブウェイの山頂駐車場では「8月30日まで」車中泊することができるからなのです。
名神高速道路の「関が原」で高速を降りるので、普通なら早朝発のほうが都合がいいのですが、今回は連休の休日なのに28日には鏡餅の注文がありました。朝の5時に出発するのと9時出発では初日の山の滞在時間が4時間減るけど仕方ないかと(^^;
○○大橋 高松発で四国から出るのには三つの橋がありますが神戸より東へ行くとき、鳴門、淡路島を通って明石に抜けることが多いです。鳴門大橋と明石大橋の二つを通ることができて眺望も満点です。 北や、西へ行くときは行き先が九州でも坂出からの瀬戸大橋を使います。愛媛のしまなみ海道は斜めに後戻りしてくるのでそれ自体がドライブの目的のときでしょうか。 この日は超巨大台風15号の影響で相当な強風。横風に弱い軽箱のRR車ですから気を抜けません。特に橋の上では減速してのんびりと。 台風と車は時間がたつほどお互いの距離が離れていくはずです。 |
伊吹山の姿 高速道路を関が原で降りる手前に伊吹パーキングエリアがあります。そこから見える伊吹山。 このような独立した山は山頂が雲に覆われて、実際に登ってみると「霧の中」ということがとても多いのです。 屋久島を海上から見てもこのような感じのことが多いですね。 伊吹山の手前の低い山のいくつかは関が原の戦いで有名な各武将が陣取った跡が再現されていたりします。 また、「古戦場跡」とかいう標識とかもありますね。 |
ドライブウェイ入り口 |
雲が近くなって 標高1000mを超える山です。岐阜県の標識があったり滋賀県になったり。 途中にも大型駐車場がありますし、金明水という水が湧き出ている場所があります。石灰岩の山なので湧き水は必ずミネラルウオーター。水割り用には最高ですw 途中、数ヶ所でイヌワシ撮影目的のカメラマン軍団が集合していました。うまく出たかなぁ? |
山頂駐車場 |
遊歩道 本物の?登山者はもちろん頂上を目指すでしょうし、バスツアーで来た人も駐車場に車を置いた人もせめてお花畑を見ないことには話しになりません。いくつもの遊歩道で山頂へ行ったり戻ったりできます。駐車場からはスニーカーでも大丈夫です。 |
ルリトラノオ やはり遊歩道は花いっぱい。花の写真は」たくさん撮りましたが強風で揺れて止まらない。クローズアップするためには両側に洗濯ばさみがついた紐を用意すると便利らしいです。花を痛めないように軽いのを。 |
伊吹山山頂 |
琵琶湖が見える ときどき霧が晴れて琵琶湖が見えたりします。眺望はあきらめていましたがラッキーですね。 登りは平坦な道、下りは丸太の急な道を降りました。 |
サラシナショウマ この時期いちばん目立つ花の群落かも。 ほかに「イブキ」という名前がついた植物がいっぱいありますから植物の出身地?のような山でもあるんですねw |
定番の釜飯 |
翌朝はもっと霧 「夜来風雨の声」の3倍くらいの「声」の中で寝ていました。人間の環境破壊には弱くても風なんかに負ける植物ではないと思いますから「花落つること知る多少」はないでしょう。今回はせっかく車中泊した伊吹山、夜間真っ暗下山というわけにいきませんから暁を覚えるまで?車の中にいました。 明るくなると二日目のほうが霧も風も強く、また寒さもハンパではなかったので常連さんらしい方も「今日はちょっとー」と言っていました。ということで朝の再度の散歩はあきらめて早めに下山することに。 でも降りてからしばらくして見上げると相当晴れていた。くそーっ。ソンした。 |
朝食は 前日食べ切れなかった釜飯のオコゲ部分を中心に作ったおむすび。 そしてコンビニで買っておいたサラダ二種類です。すごい強風なのでテントを上げずに車内の両側の窓を開けてコーヒーを沸かしましたが生きています^^ もちろん酸欠や一酸化炭素中毒は怖いので網戸の窓は十分に開きましたが。 今回はソフトクーラーだけでなく本格的なクーラーの中に凍らせたペットボトル2本を入れておいたので、翌日も一日中氷水がありました。この装備ならコンビニで翌日用の食料を買っても安心です。 |
古戦場 |
薬草園 ふもとには薬草園があって、その中には「薬草の湯」というお風呂もあるようです。 残念ながらまだはいることができませんでした。 |
薬草園 お風呂や建物は開いていなくても周囲の薬草植物園は自由に歩けます。 このように名札のある薬草が次から次へと。 先にいくつも続く歴史的観光地へ急いだのですが今思うと開館時間を待つべきでした。一人旅なんだからこういう場所に時間をかけないと。 |
三色そば 多賀の「三色そば」です。 太打ち、細打ち、けしきり、の三種類のそばを食べることができます。 また蕎麦に引かれてしまった・・・ |
近江牛 一応は食べておきたかった近江牛のサーロインステーキ。 ソバを食べてから来たので一番小さいの、120gにしたのですが5000円以上w これを食べて感じたこと。味も香りも柔らかさも、土佐の赤牛って相当おいしいんだw |
近江八幡 たまたま出会った近江八幡の水郷の屋形船。写真を撮っていたら手を振ってくれました。 結局伊吹山からは長浜、彦根、近江八幡と順にタッチして琵琶湖大橋で西岸に渡りました。 一つ一つお城に入ったり、ていねいに町を散策するには時間が足りないし・・・ うーん、どうすれば? |
琵琶湖大橋 大橋を渡ったところにある大きい道の駅から見返した琵琶湖大橋です。 前回の439号走破のときは300Km以上コンビニを見なかったのに、ここへくるまでの間、1Kmおきくらいにコンビニがありました。前回欲しかった「一人用の漬物」とか「サラダ」など、簡単に自分で作れないものはコンビニがあると助かります。 |
比良山系のキャンプ場 標高の高い涼しい場所で寝るのに慣れていますから琵琶湖の湖岸で寝るのはたぶん無理でしょう。琵琶湖と京都の間の山間地、比良山系の中で寝れば大丈夫かと旧朽木村の河原のキャンプ場を目指していたら、それより手前の河原に「キャンプ場」と書いている空き地?がありました。有料ですが権利を買うわけですからそのほうが安心できます。 設備は不要、そこで寝ても問題がなくて、トイレがあって、できれば水場もあればどこでもいいのです。豪華なな設備はかえって無粋。街にいるようで気詰まりかも。何にもない、誰もいない、のがアウトドアらしくて好きなのです。 でも、ここで静かに寝ていたら夜中の1時前に何台かの車がやってきてバーベキューを開始(^^; やっぱり都会近くはいろんな人がいるんですね・・・・ 車旅はやっぱり田舎がいいなぁ。 |
観光でホテルとかもいいんでしょうけど、予約という約束には遅れたくないからこれが最大の問題(^^;
やっぱり気ままに自然の中を目指すこと。これを外れたら調子が狂うのです。
一度伊吹山ドライブウェイを降りて薬草園を中心に周辺散策。コンビニでサラダなどを仕入れしてから登りなおして伊吹山で二泊が正解だったかもしれません。
帰りに食べた津田サービスエリアのセルフのうどん、涙が出るほどおいしかった(^^;
今度は・・・ 高知の本山でおいしいステーキ肉を買って、それを梶け森で網焼きにして食べるかな。
つけあわせの野菜は家から持ち出し。マスタードと、おろしにんにくと醤油を少し。ブランデーまではいいかw
梶ケ森の名水でコーヒー、水割り、どちらもおいしいし。