前回、四国カルストで寝袋の環境試験をしようと思っていたのですがあまりにも軟弱な気候。暖かすぎで裸で寝ようかと思ったくらいでした。そこで、近所でもいいや。とにかく気温さえ下がれば・・ という行動なのです。(旅行記ではないのです)
今回は天気図を見ても、天気予報でも相当の寒気に出会えるはず。わくわくしながらの出発でした。
岩部八幡宮の大イチョウ 今回も塩江から竜王山に向かう予定です。ちょうど塩江のすぐ手前の岩部橋近くの大イチョウが見ごろのはず。 ちょっと寄り道してみたらカメラをもっている方がたくさんいました。県の天然記念物なんですね。 |
設営完了 タープがわりの百均のレジャーシート。最初は強力吸盤でボディにつけるようにしていたのですが考えてみればロープワークは自分の得意分野。細いロープを車内からドアをはさんで外へ出し、ペグ結びで車からの距離を調節できるようにしました。ポールはツェルトザック用の細くて短いポールです。 椅子さえ小さくすれば雨が振ってもこの下で二人は十分過ごせます。うん。上出来w |
お燗とスルメ お酒はやっぱり熱燗ですね。スルメは焼いたものを買ってくるより自分で焼くほうがおいしいですね。 ということで万全の準備ができて一枚のスルメで一合のお酒を飲んだのですが・・・ 雷鳴、にわか雨、突然の強風 前線が通過することは知っていましたが、それが前触れもなくいっせいに襲ってきました。 「よくなることはない」と、急いで片付け。レジャーシート以外はほとんど濡らさずに取り込むことができました。 |
車内食(^^; 強風で車のテントはあげられません。今年は風が強い日が異常に多い? 約1000mの山頂ですから近くに何度も落雷します。至近距離だと光ってからほとんど待ったなし。車が底から揺さぶられる感じです。でも、近くにアンテナや電柱があるし車の斜め上には太い電線もあるので直撃雷はないでしょう。落雷が10m以内だったら少しは電気を感じるのかなぁ? とか思いながらおでんで晩酌をしていました。 |
寝袋報告 寝袋のテストが目的なのに写真はありません。(普通かも?) イスカのマイナス15℃対応という寝袋ですが、マイナス15℃がどんなウエアのときなのかもわかりません。 寝るとき、パジャマだけ。足はハダシ。これでも寒さは感じませんでしたが夜半に寒くなるのは当然なので登山用のソックスとヒートテックの下着の上下は着用しました。少し暖か。車内温度は8℃くらいでした。 夜中2時過ぎ、すごい爆裂音で目が覚めました。車の屋根にあられか雹が当たっています。そのとき車内温度は3℃くらい。 両側の窓を2cmくらいずつ開けていましたが片側は閉じました。まだ気温は下がりそうなので前もってダウンのインナーの上下を着てから潜りこみなおしです。一応OK。 夜明け前、顔が冷たい。封筒型の寝袋では肩先から冷えるのですが、今回の寝袋はマミー型なので露出しているのは顔面だけ。 できるだけコードを絞って露出面を小さくしましたが冷たいものは冷たい(^^; こういうこともあるかとマスクを用意していましたが窮屈ですね。今度は目出帽を用意して前後を逆にして目も隠して寝ようかなぁ? なにか事故とかあったとき、何も見えなくて自分があせるかもしれないけど。 |
外は雪 明るくなって外に出ると雪。さすが1000m級の山ですね。県内初雪かも。 そういえば雪山でテントで寝ていたときはもっと暖かで温度の変化は少なかったと思います。 一つは人間の体積と居住空間の容積のバランス違い。もう一つはテントと車の断熱性の差? 「湯たんぽ」という熱源は足元以外にも有効かもしれないなぁ。 |
朝 食 カップラーメンでもカレーでもパスタでも、お好みで食べられるのですが、昨日の残りごはんがありました。 わさびふりかけを使って即席のおじやに。 味噌汁よりはスープが飲みたかったのでアンバランスですがオニオンスープにしました。 |
あ ら れ 換気のために窓を大きめに開けて炊事したり、たまにはスライドドアを開いたりしていたら突然こんなふうにあられが降ってきます。 朝食を取ったあともこんな天気の繰り返しです。着替えていますから横になって寝袋をかぶれば十分暖かで文句はないのですが、もしもこのまま積もったらここでの生活を続けないといけません。 (問題は水:水を節約すれば4日、補給できれば7日は生活できる自信があります) |
しかし、今回の目的は寝袋のテスト。生活耐久試験は目的に入っていないので道路が安全なうちに下山することにしました。
温泉もうどんも定番コース。ま、いいでしょう。
たぶん年内の車中泊はこれで最後になるかと。次の予定は海岸線走行に絞った四国一周ですが年が明けてからですね。
それまでにモバイル環境の選択もして、できれば入手しておきたいな。
ツエルトザック そのあと、車の中にモンベルのツエルトを吊るしてみました。 前後のフックで吊るせるだけでなく、両サイドのちょうどいい部分にも吊りひもがあります。 これを車の両サイドから引いてやれば内部が広くなって開放感が上がります。 横からもぐりこんでみたら平地では寝袋なしでも相当暖かな感じ。山で遭難したときに生き延びるために使用する装備ですから。 次には超寒冷地でもできそう。 |