’13.02.04-      四国一周 温泉と岬めぐり(3) 初めての冬季の旅


高知のホテルでも目覚めるのはいつもと同じ頃。よーし、前半戦は十分飲み食いしたし後半は質素な放浪でいきましょうか。
その気になれば車に積んでいる食料だけで何日も過ごせるのです。
今日はせめて佐多岬まで。4時出発くらいでちょうどいいでしょう。




足摺スカイライン入り口

高知最南端の足摺岬へ向かいます。つけねから先端までの道路は三本に分かれていて中央がスカイライン。
昨日は津波騒ぎがあったので中央の標高の高いところをのんびり走ることにしました。









足摺岬駐車場

駐車場にはキャブコンタイプのキャンピングカーがとまっていました。
「私も軽キャンを楽しんでいたんですが孫を連れていくようになったので」ということでした。確かに人数が増えると居住性が大切、常設ベッドなどは欲しいですね。椅子テーブルはそのままに、バンクベッドと後部の常設ベッドがあれば絶対快適。

今の私はテント泊に毛が生えたくらいですが、これでもっと工夫するか、それとも取り回しと車内に余裕があってベッドの展開が簡単になるライトエースクラスを狙うかでしょう。ライトエースクラス、欲しいなw









足摺灯台

直接灯台へ向かう道や灯台を眺める展望台へ向かう道、そのほか色々な遊歩道があります。
高知県の南部は常緑広葉樹を中心にした植相ですから「いかにも南国」の風情。

ここから、まだ高知のホテルにいるかな?と後輩にメールしたらホテルで朝シャンの途中だったらしいです。








足摺テルメ

ちょっと立派なホテル、結婚式場もある足摺テルメにはプールや海が見える温泉があります。
露天風呂からは太平洋が目の前。(手すりの上に船が小さく写っています)










朝 食

車の後部にテーブルを接続して食事。懐かしいパターンです。
カップラーメンとコーヒー、これもいつもの私らしいですね。








スカイラインの空き地

道路沿いにこんな感じの大きい空き地があったら、すぐに車を止めて食事にするか、それともお茶だけでもしたいのです。
道の駅などの建物つきの駐車場より、ずーっとのんびりくつろぐことができますね。
ここは周りが南国の樹木に取り囲まれています。









なんだ?これ

スカイラインを戻っていると「パワースポット」とかいう見出して巨石群の看板が。
そちらへ降りても足摺岬の西側道路に出ることができます。衝動的寄り道。
「高知県」の看板があるから県お勧めの遊歩コースとスポットなのでしょう(たぶん)








巨石群

なるほど。歩いても歩いてもこんな大きい石ばかり。
遊歩道と言っても山歩きみたいでした。でも、車旅のときは口実をつけてでも歩かないといけません。
そのためにはちょうどいい運動コースだったようです。








牛さんの移動

巨石のパワースポットから道路を海岸線に下っていると、牧場から牧場へ牛さんの移動中。
車道を渡るわけですからお母さん牛も心配している様子です。たくさんの牛が渡り終えるまで車を降りて見物していました。
のどかでした。







サニーロード

足摺岬のつけね、遠洋漁業で有名な土佐清水市から宿毛市に向かって「足摺サニーロード」があります。
ときどき例外はありますが左手に雄大な太平洋を眺めながら走る距離も相当なものになりました。







海中展望塔

竜串海中公園のなかにある毎中展望塔です。
このあたりの砂浜、「赤旗が出ていたら危険なのでなるべく泳がないように」「白旗がないときは・・・」などと親切な表示があります。
アドバイスだけをして、あとは遊泳者の判断に任せてくれるのはとても気持ちがいいことです。

ユッケや生レバーなども「お店やおなかに自信がなければ食べないように」くらいのアドバイスでいいのになぁ。







高度計

徳島南岸から始まって太平洋沿岸では、海面近くになったときにゼロ補正した高度計がいつでも読めるようにしていました。
走っていると、いたるところに「緊急避難方向」とか「緊急避難ビル」の看板があります。そんなのを記憶に残し、また山側に進路を変更できる地形を見ながらの走行でした。あとで思うとちょっと怖がりすぎだったかもしれません。
でも、昨日はソロモンの地震の影響で高知県沿岸には津波注意報が出ていました。







道の駅すくも

ここはとても懐かしい道の駅です。ずっとずっと昔には道の駅はなくて四国最高のダイビングスポット、柏島まで徹夜で車を走らせて仮眠を取ってから漁師の船でダイビングしていました。高速道路どころか今のきれいに舗装された国道さえなくて、道路は海岸沿いの砂利道だったので大変でした。若かったなぁ・・・・

しばらくダイビングを中断して再開したのはアマチュア無線とパソコンをつないだ転送型のパケット通信が盛んになった頃。DIVERというフィールドができて、そこで知り合った仲間と、できたばかりのここの道の駅に寄って柏島や大月のキャンプ場まで行ったのです。「道の駅」というのが珍しい時代でした。







様子は変わらない

だるま夕日が見える「道の駅すくも」の様子はほとんど変わっていません。懐かしい!!
ここに寄る前にやっぱり柏島の様子も見てくればよかったかなぁ。
実はカーナビに頼ってサニーロードを走っていたらいつの間にか国道からはずされて内陸の県道経由でここまで連れてこられたのです(^^; うるめが買える叶崎の市場も大月も通らなかった。







ゆらり内海

宿毛を越えてしばらく走ると愛媛県。左手は豊後水道、そして宇和海の海になってきます。
高知、太平洋から南予の旅になってきました。







塩 湯

ここの温泉には「塩湯」があります。ここ何年か海につかっていないから塩湯は大歓迎。
お湯は真珠貝の稚貝の養殖に使うためにきれいにろ過された海水だそうです。
(別に、くみ上げた海水そのままでも文句はないんですが・・・)







真珠貝養殖

よくテレビの特集になる真珠貝の養殖風景です。
最近は色々苦労もあるようですが宇和海のいたるところにこのブイを見ることができました。







佐田岬にはいって

四国の西に長く突き出した岬のハイウェイにある道の駅です。
すぐお隣は四国電力の伊方ビジターズハウス。伊方原発があるところなのです。

この岬では右手に見える海はもう瀬戸内海? それとも瀬戸内海というのは来島海峡から?
で、ちょっと調べてみたら蒲生田岬と佐田岬から北が瀬戸内海らしいですね。東も鳴門あたりと勘違いしていた。







名物じゃこてん

宇和島や八幡浜、じゃこてんが有名ですね。あつあつを一枚買って食べました。うまーっw
じゃこてんコロッケというのも食べたかったのですが売り切れていました。








遅くなった(^^;

長い長い佐田岬、キョロキョロしながら止まったり走ったりたまには海岸に下りたりしていると、灯台の駐車場近くが18時30分くらいになりました。出発も到着も早めというのがアウトドアあがりのくせなので到着が薄暗くなると何か悪いことでもしたような気になります。「なんちゃってアウトドア」なのでこれくらいの時刻なら実はまだまだ余裕があるんですけどね。







きをカレー

釜めし用の釜でごはんを炊くのはあきらめて、ごはんパックと「きをカレー」をコッフェルで暖めました。
きをカレーってなんだ? 正解者には次回賞品を出そうかな。
トマトカレー、レトルトから出すときに「あちちっ」となって周囲にこぼしそうになったけどセーフ。おいしいカレーでした。



この日、コース選びを二回間違えました。最初はサニーロードでの県道への侵入。できれば海岸沿いの国道を走りたかったです。
もう一つは宇和島へのバイパスと高速道路の関係の選択ミス。もっと高規格道路を走っていればよかったのに早く降りて山の中をくねくねと走ることになったのです。

ナビゲーターがいないときはやっぱりちゃんと地図を頭に入れていないといけません。特に高速道路に準じる道路では車を止めて確認することができませんから。



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