’13.04.16-      岡山県、温泉とB級グルメの旅  その2


奥津温泉から泉山方向に向かった林道の脇で寝ましたが、たぶん人も車もクマも来なかったようです。車中泊に登山口やその周辺を利用すると、翌日は山へ向かう人なので早寝しますし騒ぐことはありません。

にぎやかなファミリーキャンプのとき、仲間とテーブルを囲んで夜を過ごすとき、一人で旅の途中にただ寝場所を求めるとき、などなど車中泊にはいろんなパターンがあります。全部ひっくるめてオートキャンプ場というわけにはいきません。それぞれの目的に合わせた車中泊適地を分類整理できればいいですね。



車内朝食

前日釜で炊いたごはんの1/3くらいが残っていました。節食中なのでこれで十分朝食になるだろうと大型シェラカップに移して本来の目的の食器として使いました。あとは豚汁とイワシの缶詰、野菜ジュース。食後にはコーヒーが必須ですね。









気温6℃

この直前に人形峠付近で見た気温が4℃でした。4月といっても早朝の路面の凍結は十分ありうるので人形峠付近はていねいに走りました。
岡山県立森林公園に行けなかったぶん、鳥取県に足を延ばして三朝温泉に寄ることにしたのです。









三朝へ向かって

道路標識は温泉の団体w
コースは三朝を往復して、関金、蒜山、湯原というふうに考えてみました。今夜寝るのは蒜山のどこかにして翌日は湯原へ行ってから笠岡ラーメンとか・・・
でも、走りきって笠岡まで到達、道の駅笠岡ベイファームで寝ることになったのですがw








河原の露天風呂へ

勇気を出して三朝の河原露天風呂にはいってみることにしました。
ここは橋の上からよしず越しに丸見えですし、川沿いの温泉旅館の窓からですともっとよく見えそうなところなのです。

でも、どこにしても温泉にはいっている人同士は互い丸見えなんだし気にするような年でもないし、この時間に女性はこないだろうし、結構気楽に挑戦できました。










ここから降ります


車を「たまわりの湯」駐車場に置いて橋のたもとの階段を降りればすぐに河原の露天風呂。
手前は足湯で脱衣場の向こう側が混浴の露天風呂です。








丸見え露天風呂

橋の反対側から見るとこんなふうに見えます。こちら側の温度が高くて向こう側がぬる湯だったかな? なかなかいいお湯でした。だって本当に湧き出ているんですものね。
私がはいっているときは埼玉からのお2人と地元の方。埼玉からのお2人は全国の温泉めぐりをされているそうです。私が「雲取からの三峰山は」とか埼玉の市町村の名前をいくつもあげたら驚いていました。

入浴中にも許可をもらっていっぱい写真を撮ったり撮ってもらったりしましたが湯から出てもう一度撮影に。
気さくな地元の方がポーズをとってくれました。(前からのもあるけど後姿だけにしておきますw)









三徳山へ

「みとくさん」と読みます。三朝温泉から7Kmくらいです。
役行者がその断崖絶壁の岩窟の中に法力でお堂を投げ入れたといういわれがある「投入堂」が非常に有名です。
http://www.mitokusan.jp/








投入堂

道路から見た投入堂です。ほんとうに写真家、土門拳をうならせたというだけのことはあります。
ここまで参拝することは可能ですが途中の道が険しく、入山口でチェックがあって足ごしらえが十分でないと通過させてもらえません。詳しくは上のリンクをごらんください。
赤石山系の二ツ岳に登れる人なら楽にたどりつけるとは思うのですが、今の私は目まいふらつきでバランス感覚が不十分。最初から挑戦をあきらめました。








倉吉です

三朝の露天風呂でご一緒した地元の方に三徳山も倉吉の観光も教えていただきましたからその順に回っています。
市営の一番大きい駐車場は博物館や公園のすぐ近く。
公園の中を十分に散歩してから町並み観光の方向に降りていきました。
通りがかりの人、誰に何を聞いても気持ちよく親切に教えてくれました。







白壁の

こういう町並み、やはり常識的にこのような通りに重点を置いてしまいます。
町並み歩きのプロ?みたいな人が撮った写真には「へー、こんな着眼点もあるのか」と驚かせられることが多い私はまだまだ未熟ですw







たいやき

面白そうなお菓子をたくさん並べているお店があったので一個だけ買って何枚かの写真を撮らせていただきました。するとサービスにソフトクリームを・・・ 貰ってもいいのかなぁ?







ひとくちたい焼き

色々なたい焼きがあったけど、ダイエット中なので買ったのはしょうゆ味です。温泉にはいるたびに恐る恐る乗る体重計は65Kg台を超えません。(2月1日は70.00Kgだった)
よーし、これを明日の朝食にw
今回の車旅、どれほど安上がりにするつもりなんだろう?







関金温泉

昔々大昔、まだ宿に泊まる旅行をしていた頃、蒜山で泊まったあと関金温泉で泊まりました。
そのとき記憶に残っているのは酒樽か醤油樽を浴槽にした家族風呂と、「なーんにもなかったなぁ」という記憶です。

ところがびっくり。ちょっと寄ってみると「祝・関金温泉が日本名湯百選に入選」という大きい看板がかかっています。お湯、よかったのですね。







4つめ

関金温泉で今回4つ目の温泉です。確かにここの温泉も気持ちいい温泉。
そういえば割合ぬるぬる型の温泉には出会わなかったような気がします。なんとなく普通に「やさしい」湯、そんな感じのお湯が多かった。






道の駅犬挟

蒜山三山を縦走して降りるのが犬挟峠です。
その鳥取寄りにある道の駅が「道の駅 犬挟」十分広くて道路からの距離もとれそう。
北側から見る大山、蒜山には相当な雪が残っていました。








山菜がいっぱい

向こう側にふきのとう、こちらにタラの芽が見えます。別の棚には山うどや葉わさびなど、そのほかにも山菜や栽培されたハーブなどがたくさん並んでいます。
へいとこ(ネマガリタケ)やコシアブラはまだ出ていませんでした。コシアブラというもの、まだ食べたことがないのでどうしても食べてみたいのです。半月くらいしてまた出かけてみようかな。








ひるぜん焼きそば

B級グルメ第2号は「ひるぜん焼きそば」です。いろんなお店が紹介されていましたが、ここが鳥取から県境を越えて岡山県の蒜山エリアにはいって最初の有名店かも。 B級グルメは満足するより経験することに値打ちがあります。で、運がよければ満足もできます。







お品書き

メニューはこの通り。津山のホルモンうどんは大盛りにしたので今回は普通サイズでお願いしました。
ソース焼きそばというメニューが見えますが、ソース焼きそばというのが一般の焼きそばですね。
ホルそばというのにも少し興味があったのですが別の機会に。







出ました「ひるぜん焼きそば」

ひるぜん焼きそばが目の前に現れました。確かに焦げたソースの香りのそばではありません。
なんというか・・・ 焼肉のたれで味付けした焼きそばのよう?
これはこれで自己主張できる食べ物だと思います。大盛りを頼んでもよかったかも。







塩釜の冷泉

中蒜山のふもとの蒜山ロッジ、ここではお茶を飲んだり食事をしたり別棟ではバーベキューもできます。
昔はここに車を止めて、塩釜の冷泉という泉の湧き水を汲みにいくことができたのですが今は泉の場所で水汲みは禁止。そのかわり水を引いてきて汲みやすくしてくれています。
ここは旭川の源流、水温はいつも11度だそうです。とてもおいしい水、車の給水タンクいっぱいにさせてもらいました。







中蒜山登山道

蒜山ロッジは中蒜山への登山口にもなっています。水汲み場の右側の木道が登り始め。
今日は頂上までは無理ですから、山道を少しだけはいってウォーキングと森林浴を。
しばらく寝っころがっていたいようなところです。







道の駅 風の家

蒜山で一番有名になったかもしれない売店がある道の駅です。もともと広い駐車場だったのに、建物の反対側にまた同じくらいの広さの駐車場ができていました。ここも山菜を見るのが楽しいところ。
風の家については左のホームページから「新鮮野菜市」を見れば色々な山菜の出荷時期がわかります。








蒜山ジャージ牛乳

よく蒜山からの物産市が来てジャージ牛乳も販売されますがここで飲むものとはちょっと違います。
道の駅のジャージ牛乳は均質化されていないのです。なので表面は浮き上がって固まった生クリームで厚いフタ状に。それを指先でほじくってからでないと飲めないし、飲んでいる途中もシェークしないとすぐ脂肪が浮き上がってきてしまいます。おなかの弱い人には向いていないかもしれませんが、「とーっても」おいしいのです。







湯原の露天風呂

蒜山のふもとをほぼ西向きに走って、今度は湯原に行くために少し南側を東向きに走ります。
ですから道路標識には塩釜方面とか、犬挟方面とかという表示が次々出てきてそれがまた近いのです。
しばらくして岡山に向かって南向きになるとすぐに湯原温泉になります。ダム近辺も偵察したかったのですがここまで来るとまず温泉。
え? 看板は「ペットの湯」ですよ!







人間の湯

幸い横に人間の温泉もありました。ペットのほうは1570円。人間様は420円です。
今回、湯原で温泉は5つ目。もう今回はこれ以上はいらなくていいですね。

ここで湯原ダム周辺で泊まるか、笠岡まで走るか相当迷いました。しかしここで迷うくらいなら蒜山近くで泊まって湯原と笠岡は翌日の日程に入れるのが正解だったでしょうね。








笠岡ベイファーム

ここは超有名な道の駅、笠岡ベイファーム。湯原から笠岡までは一般道は使わずに高速でジャンプしてしまいました。でも、ベイファームの営業時間は午後6時まで。中を覗くだけでした(^^;
とても広い駐車場なのに横に「臨時駐車場」という広場があります。きっとものすごくにぎわっているからなのでしょう。

道の駅での車中泊は得意ではないのですが、ガラガラに空いている臨時のほうで場所を決めました。これが温泉付きの道の駅で食堂が20時か21時までなら最高なのですが。生ビールも飲めるし。








菜の花畑

家内がバス旅行で「すごかった」と言っていた菜の花畑。中央に展望台があって周囲を見渡すことができます。笠岡市のこのあたりが干拓地で、そこに色々な施設を計画しているのだと思います。











笠岡ラーメン有名店

このお店、卸売り市場の中にありました。こちら側は昔からの町なのでしょう。フェリー岸壁もそう遠くありません。

「漁火」というお店があることで有名な真鍋島へはここの近くのフェリーで行くのだったかな? 食べ物に興味がある方は「真鍋島 漁火」を検索してみてください。








ラーメンセットです

ラーメン店「おっつあん」の壁は有名人の色紙でいっぱいでした。普通のしょうゆラーメンと半チャーハンのセット。なぜか懐かしい味がしたのは鶏ガラスープだけでなく、さぬきうどんのいりこだしも混じっているのですね。チャーシューのかわりに鶏がはいっているのが笠岡ラーメンの特徴?







笠岡太陽の広場

広くきれいな公園、太陽の広場です。ここも開発途上という雰囲気。まだまだいい方向によくなりそうです。ここのたくさんの駐車場のうちトイレが近い駐車場、そこも車中泊の適地かも。もしかしたら道の駅と違って車の後部でリアゲートを開いて晩酌できるかもしれません。

この日、尾道ラーメンに挑戦、そしてしまなみ海道を。という予定も組んでいたのですが今治の大角の鼻はついこの前行ったばかり。しまなみ海道を走るのは別の機会にすることにして笠岡をあとにしました。









瀬戸大橋

無風の瀬戸大橋は飛び上がりたいくらい楽で嬉しいです。ここで横風に吹かれると箱バンがベースの軽キャンピングカーはたまりません。時速50Kmの低速でも風に吹かれてふらふらよろめきながら走ることになります。今日は左前方に見える番の洲の工場の煙もほぼまっすぐ。
橋を渡り終えたら高松まで高速に乗らないで、坂出北ICで下りてあとは直線で帰ります(時間によってはたぶんそのほうが早い)




終盤になって色々選択に迷うことがありました。
○蒜山、または犬挟峠付近で寝て朝のコーヒーは気持ちよく蒜山高原で。そうすれば新鮮な山菜も買って帰れる。
○湯原温泉のダムに車中泊適地があるというのでそこを確認してみたい。
○有名な道の駅、笠岡ベイファームで寝てみたい。菜の花畑は見事と聞いたし。
こういう選択になるとつい「先へ走りたい」本能が頭をもたげてしまいます。

あとで思うと、いつも早朝の行動が多いのだからできるだけ遠くで泊まるのが正解。
登山などの予定があるときは別にして、目的地の近くで泊まると時間を持て余してしまうのです。
本当は犬挟峠で泊まって、早朝の自然を楽しみ、8時半から営業する道の駅犬挟、道の駅風の家で山菜を仕入れてから湯原、笠岡と巡っても時間は十分にあったのですね。
でも、超有名なベイファームで寝てみることができたからいいや。反省は次回のためにw