GWの柏餅との戦いがが終わったら、ちょうどこの時期のアケボノツツジとカタクリに出会いに山に行ければいいなと思っていました。西赤石山と、登山口がすぐ近くのなすび平くらいならいいかなと。
でも、5月5日は店の中で柏餅を蒸しながら歩くだけで歩数が1万歩超え。足の裏が痛いし、おまけにものすごい肩こり(^^; 4月25日にやったぎっくり腰だって完全に治っているかどうかわかりません。
そこで、もうどこへも行かなくていい、瓶ケ銛林道のドライブでいいやとあきらめることにしました。林道にもそこそこのアケボノツツジはあるはずですし。
でも、慣れた地域だけに行動が始まってから予定が大きく変わってしまいました。
コメントは途中まで。ゆっくり追加していきます。
釜揚げ 県内のうどんとしばらくお別れ。長田うどんで釜揚げの大を食べました。 5月6日はこどもの日は終わったといってもGWの最終日、すごいいっぱいのお客さんでしたが回転が速いほうがうどんはおいしいはずですね。 しかし、ここは釜揚げの店ですが最近は釜揚げよりざるや冷かけなどが好きになってきています。 |
湯の谷温泉 いつものように西条の水場でおいしい湧き水を給水。そのあと新寒風山トンネルを抜けて道の駅「木の香」で温泉に入ってひれかつ定食と生ビール、そのまま寝させてもらうつもりでした。 でもホームページを見ると木の香の温泉ポンプが故障中、お風呂は水道水で割引料金だそうです。 本物の温泉にははいりたいし、設備を利用しなしで泊まらせてもらうのは気が引けるし、結局湯質のいい湯の谷温泉にはいってから旧寒風山トンネルまで登ってトンネル駐車場で自炊車中泊ということにしました。トンネル駐車場は標高が高いから、また車内にツエルトを張ることになるかなぁ。 |
洗米 浸水 軽キャンピングカーの流しです。手前の青い筒はiPod用のドッキングステーション。両側のスピーカーから音楽再生ができますし使用中にiPodの充電もできます。4つあるUSBコネクタの一つから給電しています。 後ろの容器は洗った一合の米を定量の水に浸してねじこみキャップをしている容器です。先にお米を洗って水に浸したまま走れば到着したらすぐに炊飯できますから。 サブバッテリーからのシガーライターを分岐してつけたUSB電源は、iPod、ポケットWi-Fi、携帯電話の充電からタブレットPCにも使えます。USB扇風機も買いましたがこれは冗談ですね。夏は標高の高いところで寝るコースを計画すればいいだけ。 |
一人宴会その1 寒風山トンネル駐車場、いつもの場所は「登山客など長く駐車する人は下のスペースで」と書いていましたので素直に従います。夕方から明け方までは休憩小屋の前でもガラガラなのですが、書いてあることを守らないと車中泊の肩身が狭くなるかもしれません。 まずコーヒーを淹れて、そのあと一人宴会の準備です。釜めしはいつでも点火できるようにしています。 街を離れて自然の中。「空気と音」これだけで十分すぎるのです。 寝るときには車内にツエルトを張ってその中で寝ました。そうすると夜半の急激な気温の変化が少なくなります。 |
アケボノツツジ 翌日は明るくなってから瓶ケ森林道を石鎚山の登山口、土小屋に向かって走ります。 走り始めたばかりで手近にアケボノツツジが見えました。 桜と同じように葉が出る前に花だけが咲くツツジなので見ごたえがあります。 |
瓶ケ森林道 朝日を受ける瓶ケ森林道です。 いつものように暗いうちに走ったのではこの風景を見ることができません。 心地よいワインディングを走っていると、懐かしい山々が次々と現れてくるのです。 夜明けすぎの瓶ケ森林道ドライブ、最高の贅沢かも。 |
正面に石鎚山 西黒森も瓶ケ森も過ぎた頃、石鎚山が真正面になります。 西日本最高峰の石鎚山、車で1500mまであがってしまうので楽になってしまいましたが登山コースは楽ちんコース以外にもいくつもあります。 |
岩黒山へ 土小屋駐車場に到着です。ここには国民宿舎はじめ宿舎や食事ができるお店があります。 石鎚山への登山口の一つですが、このGWあけの時期だけはアケボノツツジの名所、岩黒山に向かう人が多くなります。また植物好きの人はそこから続く筒上山がお気に入りです。 私は連日の柏餅戦争で足がまったく動かないのですが岩黒山方面なら大丈夫でしょう。 |
固いつぼみ 岩黒山への登山道、半ばをすぎると山一面のアケボノツツジが現れてきました。 でも、半端じゃない数の固いつぼみばかり。 気温の低い日が数日続いていたせいかも。一週間早かったですね。 (そのあとすごく暖かい日が続いたからすぐに咲いたと思います) |
たまには ときどき、ずっと遠くに、開いた花もありました。 少しでも見られたのだからよしとしましょう。 (本当は山一面が燃えるような景色を期待していたのですが) |
岩黒山山頂 標高は高いのですが登山口との標高差は300mくらいです。 右側のピークが石鎚山、左側が四国で三番目に高い二ノ森です。 石鎚山の姿は見る角度によって全く変わります。 下山は筒上山に続く道のほうを経由しましたが植物ファンの方が小型のトウカイスミレの撮影をされていました。やはり筒上は植物の山。 このあと瓶ケ森林道が「岩ごろごろ、いつでも落石」という時代に土小屋へ行くのにいつも利用していた面河スカイラインを通って面河渓谷に降りました。とても懐かしいので途中の空き地でコーヒー休憩も。 |
面河渓 面河スカイラインを下りると、ゲート開門まで車中泊するのによく使わせていただいた大きい駐車場があって、その先は紅葉の名所面河渓です。 紅葉シーズンならものすごい人出なのでしょうけど新緑がきれいな季節とはいってもGWが終わったばかりなので車は3台のみでした。 |
黒森峠 高松から西へ向かう高速道路の終点が西条だった頃、仕事が終わったあとすぐに車で出発、夕食を食べながら走り、西条で下りて川内から11号線を離れ、この黒森峠を経由して面河の駐車場へ向かったものです。今回はその懐かしい道を明るい時間帯に走っています。 新緑の広葉樹林はきれい。 広葉樹は花を咲かせ実をつけて動物とお互いを必要とする「仲間」の生き物です。 |
マイントピア別子へ 川内から高速道路に乗れるのですが近頃は原則一般道走行です。時間にもよりますが一般道も広くなったりバイパスができたりして相当走りやすくなっています。高速に乗るのはラッシュ時間で混雑する市街をちょっとジャンプするときくらいかも。高速道路なら旅の途中のゴミを捨てるのも割合気楽です。 |
北面のアケボノツツジ マイントピア別子の温泉はちょうどサービスデー料金、500円でした。 ここは四国でも早くからある立派な道の駅で、入浴だけでなく銅山の歴史を見ることもできます。 温泉を後にして赤石山系を北側から見ると午後の日があたって真っ赤。 全部アケボノツツジなのですが割合標高の低い部分のように見えます。 |
大永山トンネル このトンネルをくぐると赤石山系の南側に出ます。出口のすぐ近くに登山口があってそこから尾根に登り、西へ行けばちち山、笹ケ峰方面へ、東へ行けば銅山越から西赤石山に行くことができます。 また少し先の「中七番」からはカタクリの「なすび平」を経由して冠山、平家平というコースを選ぶこともできます。 今回のドライブ、慣れた道ばかりですが書ききれないくらいたくさんの懐かしい山を見ることができました。 |
日浦駐車場 数年前、ここに来て様子がすっかり変わったのに驚いた日浦登山口です。 きれいに舗装されて白線が引かれて水洗トイレもあります。剣山系の三嶺登山口駐車場もここ以上の設備ですが、どちらも無料で使わせていただくのは少し気が引けるような感じです。ここまでしてくれるのなら有料でもかまわないのですが・・・ |
日浦で一人宴会 とにかく感謝しながら車の後ろに出したテーブルでまた一人宴会です。 休日だったら車外は無理、車内でそっと宴会をしたほうがいいかもしれませんが、さすがに5月7日になると止めている車は駐車場の半分未満でした。遅めの登山者が駐車場を後にすると車中泊は3台だけ。みんなマイペースで自分のことをこなして早寝するのです。 西条のマルナカで一人分のローストビーフを買い込んでいるのでちょっと豪華です。 |
銅山の道を 日浦から銅山越への道。小学校跡や接待所跡、ほかにもいろんな施設の跡地の横を通ります。 史跡としてのスケールの大きさは銀山よりはるかに大きいように感じますができれば世界遺産とかにはなってほしくありません。 例年ならこのあたりからアカモノの花が見えるはずなのですが今年は一個も見ることができませんでした。 |
遺跡がいっぱい これは何の跡でしょう? 遺跡は道ばたにあったりこんなふうに対岸にあったり、また共同墓地のように小山の頂上にあったりもします。 これが峠を越えて反対側の東平(とうなる)という基点を通って新居浜市まで続いているのです。 http://www.h3.dion.ne.jp/~h-takada/douzan/ 史跡の全容はここがわかりやすいかもしれません。 ぜひ目を通してください。 |
ダイヤモンド水 昭和になってからここでボーリングをしていたら突然水が湧き出したそうです。 いつ行ってもきれいな水が尽きることなく噴出しています。 味わった感じでは珍しく硬水。西条の湧き水はあたりが柔らかい軟水ですからお酒作りにいいのでしょうか。お茶やコーヒーにも軟水が無難ですね。 ここのヨーロッパタイプの硬水はウィスキーの水割りには最高です。 |
つい峠へ向かって ダイヤモンド水の少し上にこんな標識がありました。 登山口に戻る40分と銅山超の50分、10分しか違わないじゃないかw ほんとうは過労の体をかかえたこの日は、「登りはやめて」一つ一つの遺跡の中を訪ねてみようという予定だったのです。 登れば下りてこないといけないのはわかっているのに、つい足は上へ向いてしまいます。 だから山の「標識」というの、嫌いなんだ。(←八つ当たりです) |
銅山越 1時間はかかったでしょうか。銅山越のお地蔵様まで来てしまいました。 向こう側に下りると銅山峰ヒュッテを経由して東平はすぐです。 この銅山越の道、昔は男も女も背負子に重い銅の粗鋼や食料品などを担いで行き来していた生活道(産業道?)なので、足運びが崩れないようすごくしったり作られた道です。 ここでWi-Fiが通じて「銅山越なう」とか送って一休みして帰っても予定外の相当な労働だったのですが・・・ なぜかあと一時間半の山頂を目指してしまったのです。 |
ツガザクラ このあたりからよく目に付くのが地域で守っている背の低いツツジの仲間のツガザクラです。アケボノツツジの頃にはたまに気が早い花が咲いていることもあるのですがこちらもまだつぼみです。それにしても、普通に見られるアカモノの花がここまで全く見られなかったのが気にかかります。 |
大半がつぼみ 昨日の岩黒山と同じようにほとんどがつぼみ状態のアケボノツツジ。たまに開いているものもつぼみと同居しています。いつもは北斜面にいっぱいの花が群がっているのですが、北側は標高が低いところだけ。今咲いているのは南側にぱらぱらという感じです。 |
一輪だけ はなびらを触ってみるとまるで蝋細工のような厚みを感じるアケボノツツジの花、たまたま目の前にあった一輪を撮影しました。青空が似合うこの花を観賞するのには最高の天気だったのですが、こちらでは約一週間、岩黒山では10日ほど早かったようです。 |
西赤石山 山頂 銅山越から山頂までは2回ほどニセモノのピークに「頂上かな?」と騙されます。 まためまいふらつきの体には苦手の軽い岩場も2度ほどあります。 でも、なりゆきでここまで。 さすがに前回のように兜岩まで行くのはよしました。 どこの山でも山頂での長居は割合苦手。休むのなら途中の景色のいいところが好きです。記念写真のシャッターを押してもらってすぐに下山なのです。 |
下山がたいへん ダイヤモンド水までと山頂では距離も時間も大違い。でも登ってしまったものは降りるしかありません。 時間は早めでしたし、散歩でも雨具はじめ一応のフル装備で来ていますから膝や腰をかばいながらゆっくり、ゆっくりのペースで下山していきます。 20代の頃は大晦日の徹夜に近い仕事のあと、日の出を狙って夜行登山をしていたんですけどね。 |
ここまでくれば この橋はダイヤモンド水の少し上の分かれ道の橋。 ダイヤモンド水に出てしまえばあとは勾配のない広い散歩道を気軽にぶらぶらと歩いて帰ることができます。「あー、やってしまったなー」という反省とちょっとした満足感が残っています。 |
戻ってきた 感覚的にはここまで戻ると登山口も同じ。30分や40分という数字でも勾配や難易度で全然違います。 毎日の習慣の夕方の散歩より距離が短いし、環境という面ではけたはずれに上等です。 最初の予定では・・・ いつも横を通り過ぎるだけの遺跡群を全部裏に回ってゆっくり観察させてもらうはずだったのですが・・ |
街を離れてのんびりしたい、ただそれだけで行ったはずなのですが、つい「登山口」という文字を見ると登ってしまいます。今回は特に疲れがひどいのを自覚していたのに分別不足でした。
思ったよりすごく暑い日だったので下山の途中は「生ビール」のことばかりが頭に。
日浦登山口からは別子花街道を法皇トンネルに向けて走りましたがトンネル出口から先がまた道路改修で高速道路なみになっていて驚きました。
三島・川之江からは今回初めての高速道路使用(1000円)
帰宅して500mlの缶ビールを3本飲んだのまではよかったのですが。
翌日、腹痛。夕方に大量のタール便。血圧上昇。これは上部消化管内の出血かなぁ?
(失血に対する防御反応らしい血圧上昇は2日で止まって平常に下がりました)
ということで潜血反応、ヘモグロビン値、血圧などの様子を見ながら内視鏡検査。
やっぱりでっかい急性の胃潰瘍が二つ見つかって投薬治療ということになりました。トホホ
最低でも2ケ月は飲んだり山海の珍味のほとんどを食べられないので6月の北海道は中止。
フェリーの予約を断って8月のお盆明けに仕切りなおします。
今はヘモグロビンが2/3の病人なので動けないけど、6月と7月は健康的な車旅をしないといけないぞー。
梶ケ森で、豚肉と皮なし鶏肉、繊維の少ない野菜を選んでノンアルコールビールでBBQw
あの水でコーヒーを飲めないから、牛乳にコーヒーを数滴たらすかな。考えただけで楽しい(^^;
温泉めぐりにしても自炊旅になるのかなぁ? 外食でいいものも探さないと。