’13.09.25〜      越前海岸、能登、長野・戸隠 その.3


気持ちよいキャンプ場の中で朝を迎えました。街の中の車中泊なら暗いうちに出発してもいいですがこんな気持ちのいい林の中では朝のおいしい空気を味わうのが最高の贅沢です。
このままここに居ついて周辺を少しずつさぐるのが将来の私の理想の車旅なのですがまだまだその域に達していません。大きく動いてしまいました。
頭の中に「戸隠そば!」という言葉が浮かび上がったのです。




平湯の朝

「キャンプ場」、「有料駐車場」、「誰もこないような山奥の空き地」などではポップアップテントを開きます。
サービスエリアや道の駅などでは目立つのが嫌なのでテントを開くことはまずありません。
このタイプの車でポップアップして便利なのは荷物を上の棚に上げて寝床の幅をフルに使えること、
車内で立って着替えできることくらいでしょうか。それでも居住性は相当よくなります。
普通車のFRPハイルーフのときはいつもポップアップしたのと同じ状態でしたからいつも楽でした。








安房トンネル

「戸隠そば」が頭に浮かんだのが運の尽き? 安房トンネルを抜けて一路戸隠へ向かおうとしています。
前回ここを通ったときは早朝暗闇の時間帯。白骨温泉が目的地でした。








一路戸隠へ

信州にはいると高速道路も幹線道路もこのような景観を楽しみながら走ることができます。
ほんとうに「走るのが苦にならない」道ですね。










今回は奥社

この看板を見るとこの一帯だけでも相当な観光ができそう。
こういうところ、一度通っておけば次回の目標が絞られます。
来てしまってからガイドブックを見て、というのは一人旅ではちょっと無理なので
できるだけ先に決めておきたいのですが初回は出まかせもありということにしています。
今回は少しは歩いておきたいので「奥社とそば」だけということにしましたが
次回はもっともっと探ってみましょう。










参堂

戸隠奥社の有料駐車場に車を入れて参拝ハイキングの開始です。
最後までこんな感じだと思って気軽に出かけましたが・・








ここから参道

高位の方でも馬から下りてお参りするのですね。
参道の注意書きには中央は神様がお通りになるので両側を歩くように、と書かれていました。








杉並木

中ほどの門をくぐると立派な杉並木になります。
原則的に人工の針葉樹林は好きではないのですがこれくらい立派で間隔も広ければ気持ちいいものです。
もちろん、屋久島や馬路村の奥の千本山などの杉の自然林、これも気に入っています。
植林された人工林だけは生き物の気配がしなくて寂しいのです。








最後は・・

参道の最後は石段になっていました。うーん、こうなるとわかっていたらストックを持ってきていればよかったなぁ。
まだ目まい、ふらつきが治っていませんから。








戸隠奥社

お参りの方はたくさんいました。たいていの方は「こんなに距離があるとは思わなかった」と。
この少し下に戸隠山の登山口がありましたが相当険しいナイフエッジがあるように書かれていました。










そば屋さん

お参りがすんだら有名な戸隠そばです。駐車場のおじさんが教えてくれたのはこのお店。
観光用のガイドブックで自分の地元を見てお勧めできる店がどれくらい出ているかを考えれば
食べ物に関しては地元のおじさん(おばさんでもいいけど)に聞くのが一番かもしれません。
鏡池へ続く道の入り口にあるそば屋さんです。









出ました!

初めて見る本物の”ぼっち盛り”これが戸隠そばのスタイルだとは知っていましたが感激です。
わさびなしのところとか、つゆもなくて大根おろしをはじめ色々な薬味で食べるところもあるようです。









色々な角度からw

次に戸隠そばに出会えるのはいつになるかわかりませんから、まずはしっかり鑑賞です。
どんなわけでこのような盛り付けになったんだろう?
お味のほうは文句なしで好みに合ったおそばでした。










のんびり一般道

まずは長野市へ向かってのんびりと林の間の道をドライブです。
地元にはなかなかこのような林はありません。
ちょっと空き地があれば車を止めて自然の中でコーヒーを淹れたい雰囲気です。










諏訪湖畔に

あちこち眺めながら宿泊地に決めたのが諏訪湖畔。相当自由な駐車場がたくさんあって
日帰り入浴ができる温泉もそれなりにあります。温泉を歴史がありそうな片倉館にきめて
その近くの駐車場に車を置きました。









裏から見ると

片倉館を裏から、といっても道路側から見るとこんな感じの建物です。キャンピングカーもいます。
玄関のほうに回っておそるおそる入場しましたが意外と気楽でした。建物の歴史の説明も各所に。







駐車場

諏訪湖の無料駐車場です。市内などの無料駐車場で寝るときはいつも心配。
夜中に不審者チェックをされても仕方ないですし、不審者と関わりになるかもしれません。
やはり人があまり来ないような場所にある公営の無料キャンプ場が一番いいかなぁ。
街中だと有料駐車場のほうが安心です。









湖畔の公園

湖の周囲の車道と湖の間はこのような公園になっているところが多いです。
散歩をしている夫婦やペット同伴の人が多くてなごやかでした。









コインランドリー

市内ですから翌朝は暗闇の早朝発。途中24時間営業のMACで朝食を買い込んだら
その隣がやはり24時間営業のコインランドリーでした。
もう帰るので洗濯の必要はなかったのですが何事も練習。ソックスの片方を入れ忘れたり
余計に大きい洗濯槽を選んだり、失敗が多かったですがェックポイントがわかったので
次回からはちゃんと使えると思います。長距離のときは絶対お世話になるはずですから。







下道を

できるだけ高速道路を使わない。もしかすると帰り道に朝市とか直販があるかも。
そんなつもりで中央アルプスを眺めながら一般道を走りました。
巨大な山並みからこの距離感で走れるのはすばらしいことです。
残念ながら地元農産物などの直販には出会いませんでした。








高速に

さて、そろそろ高速に乗らないと帰りが心配ということで駒ヶ根から高速に乗りました。
最後に書いているようにこれはちょっと後悔でした。
でも、時間の余裕は精神的なゆとりにつながるし・・・・・ 難しいです。





このあとは高速道路で一直線に自宅まで。
夕食時間はるか前に帰ってしまいました。バス旅行などは帰るのが夜の10時過ぎのことも普通です。それくらいの時間に帰って風呂にはいって寝るだけ。そのほうがいいのかどうか? 早い時間に帰宅するのにも利点はありますし安心ですから迷うところです。