’13.02.04-      四国一周 温泉と岬めぐり(2) 初めての冬季の旅


二日目、今日は高知市内まで。まっすぐ走ったら二時間の距離です。
16時着でいいので行動開始は急ぎませんから、室戸のスカイラインを適当にウロウロと。
最初の計画で泊まる予定だった展望台駐車場や、ライダー交流宿泊施設などを見ながら国道に下りました。




コンビニ朝食

スカイラインから降りると二桁国道なので次々とコンビニに出会います。買ったのはカツサンドとサラダ。
今回、コーヒーはできるだけドリップしやすいように一人用のドリッパーを用意して、粉も一回分ずつ小分けしていきました。

しかし、考えてみればビッグMacとコーヒーのセットは安いなぁ。









うまじ村へ

太平洋の雄大な景色を左に見ながら室戸から高知へ向かうとき、安田川に沿って山に向かうと「柚」と「温泉」で有名な馬路村へ行くことができます。馬路村は人も自然も温泉も大好きなところ。

さらにその先には天然杉の美林の「やなせ」があるのですが、そこまで行くのならその周辺を目的地にして、のんびり滞在しないともったいないくらいのいい場所なのです。









馬路村

気持ちよい村おこしの村、うまじ村の看板です。
そこに住む人たちが自分達も楽しみながら、訪問者に親切にすることで振興をはかるという姿勢が感じられるのです。

チャンスがあれば自分だけつまみ食いしようかという魂胆が露骨に見え透いた振興は最悪ですからねぇ。








うまじ温泉

ずっと前にここで生ビールを飲んで駐車場の木陰で車中泊をしたことがあるのですが、駐車場も建物の外壁もきれいになっていました。
うーん、ここで泊まるとき生ビールを飲むのなら、歩ける範囲でトイレ付きの駐車場をさがしておかないと。
飲まなければ車を走らせて千本杉の登山口まで行けばいいんですけどね。

追記 うまじ温泉、お願いすると車中泊可能でした。駐車場にトイレもあります










温泉から川が

とーっても良質のお湯です。
一人、貸切状態だったので携帯電話も持ち込んで馬路ファンの方に温泉の写真を送ると「私は馬路村の名誉村民だから、『ごっくん馬路村』を飲むように」との返信が戻ってきました。名誉村民とか、人をとりこにするものがあるのかも。

温泉から見える川には有名な天然アユがたくさんいるのですが、子供は銛(モリ)を持って川に潜ってアユを突くことが許されています。いいなー子供w








土佐ジロー定食

おいしい地鶏土佐ジローが食べられます。もちろん猪肉もありますしシーズンには鮎料理ができますね。
土佐ジローは刺身とタタキです。ご飯のほうは親子丼。
ダイエット中なのに、今日はうまじの昼と、高知の夜の食事で元に戻ってしまいそう。









ほたるの里安田川河川公園

名残惜しいけど、うまじ村をあとにして川沿いに国道へ戻っているとこんな公園に出会いました。車中泊適地だw
トイレもあるし、看板には「川遊びは自己責任で」と書いています。
「自己責任」という言葉、とても好きです。山でも海でも川でも自分の身を守るのは自分や同行者の責任。
安全を確保したければ判断力をつけて自分の技をみがけばいいんです。及ばなかったら誰にも責任転嫁しないで潔くあきらめればいいんです。

事故が起きた。どこの責任だ。そんなことを言われるのなら禁止してしまえ。この流れは最もダメなパターンだと思います。








左に室戸岬が

国道に戻って海岸線を高知市に向かいます。
いつも緑色の瀬戸内海を見ている目には太平洋の青い海は鮮やかです。








野良時計

途中、歴史のある安芸市にも寄り道しました。
ここには維新の頃の有名人、三菱財閥を興した岩崎弥太郎や坂本竜馬と一緒に暗殺された中岡慎太郎の生家があります。
高知県出身の歴史的な人物は多いですね。

この野良時計は農作業をする農家の人に時刻を知らせるため、明治時代の地元の大地主が建てたもので、今は安芸市の観光名所の一つになっています。







ホテル泊

今まで泊まるといえば車の中かテント泊。たまに広島の比婆山や岡山の蒜山などでは森林センターなどの宿泊施設に泊まりましたが自慢じゃありませんが街の中で泊まったことはありません。(あっ、大学受験のとき学校紹介の東京のザコ寝宿に泊まった)

今回は高知が第二の故郷のような後輩が自分のなじみのホテルを予約していてくれるのでとても安心です。
「カードの使い方わかりますか?」「そんなん知らん」そんな会話でフロントのお姉さんがクスリと笑いました。







高知城

ガイド?付きの市内観光です。まずは小学校の修学旅行で行った高知城へ。
城主の銅像より城主の奥さんの像のほうが上にあります。さすが。
ここにはよく見るポーズをした(腕をのばしたやつ)板垣退助の像もあります。







ひろめ市場

帯屋町商店街から分厚いビニールをくぐってはいると、地場の特産品を買いながら、中に設置されたテーブル席でお酒を飲めるという屋台村の集合があります。土佐藩家老のひろめ屋敷と、いろんな意味をひろめるというコンセプトで「ひろめ市場」という名前がつけられたそうです。
つい酒の肴に手が出そうになる雰囲気でした。







中は・・・

特に酒場が中心というわけではないので高校生も出入り自由です。ここは「ちびから」のお店。
みやげ物やさんや、そのほか物販以外のサービス業もはいっています。







木造アーケード

海の幸がいっぱいの高知県、内陸部にはいると畜産業や林業も盛んです。
ここはたぶん日本唯一の木造アーケード(唯一でないかもしれません)
厳しい消防法などをクリアしたのはすばらしいですね。







からくり時計

はりまや橋には毎正時になるとよさこい節のメロディで動き始めるからくり時計があります。
最初に上に高知城、次に下によさこい祭り、その次は左に坂本竜馬が出てきます、右にははりまや橋が出てきて、そこでお坊さんと誰か?が仲良くしていますw







飲むぞー

後輩「G爺さん」行きつけのお店です。席についたとたん目の前には指5本の幅があるタチウオ。
普通に見られるのは4本までですね。ちょっと驚き。







イタドリ

山で大きいイタドリを取ってきて、どうにか料理しようとしても絶対といっていいほどうまくできません。
でもプロは歯ごたえよく上手にしあげますねー。まず熱燗を一本。







あんきも

熱燗は小さい徳利ではまどろっこしいのです。「大きいのない?」と言ったら2合徳利が出てきました。
安心、安心。







さえずり

鯨のさえずりというのは舌の部分ですね。昨日のよりおいしかったかな。







塩たたき

カツオのタタキを柚しょうゆで食べるのではなく、ワサビと塩、そしてにんにくで食べます。
いつものタタキと違ってなかなか新鮮な味でした。







どろめ

「高知らしいもの」 やっぱりどろめが出てこなくちゃ。おいしかったです。







のれそれ

これはアナゴの稚魚ですね。ウナギのレプトセファルスだったら大変なことにw
ほかにも後輩の注文したものを横取りしたり、おかげさまで高知の新春の味を楽しむことができました。
お酒は日本酒に統一。小一本、大二本でしたから高知では「飲めない人」の部類でしょうね。







部屋だーっ

いつも軽キャンピングカーの後部を一杯に使って炊事から就寝までしています。
浮浪者より少しマシくらいの日常です。

今日のスペースは余裕たっぷり。うーん、豪華すぎてもったいないなー(笑)
空調のスイッチを切り忘れたのが唯一の失敗でした。←冬用パジャマで寝たら暑かった。





ということで、車旅を始めてから最初のホテル泊でした。後輩とは思えない(謎)G爺さん、大変お世話になりました。

翌日は例のごとく朝4時に出発、足摺岬に着いたのは7時ごろだったかなぁ?



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